<第1章>5月16日大阪出発・7月6日帰国
様々な準備を整えて、いよいよ世界一高い所にある
建造物の屋根・壁の施工に挑むため、
弊社の4人の社員が出発しました。
チリの季節は冬。前人未到のチャレンジが始まります。
5月16日 新幹線で東京へ
PCR検査を受け、5月17日成田空港から出発しました。
サンティアゴに到着しました。
メキシコ経由で約29時間の道のりでした。
到着が嬉しすぎて、笑顔がはじけています。
カラマまで、あと2時間のフライトです。
体力テスト・健康診断
チリCEMCOR病院にて体力テストを受けました。
標高5460mでの工事作業に耐えることができるかどうかを
確認する為のようです。
またMutual病院での健康診断も受けさせて頂きました。
低酸素テストに合格しないと、山頂に登る許可がおりません。
全員無事合格して、晴れてアタカマチャナントール山頂へ
作業者として登る許可がおりました。
高所作業車講習
到着後、さっそく高所作業車講習を受けました。
日本よりもレバーが沢山あるので、慣れるのに時間がかかりました。
実際に乗り、動かしてみて習得していきます。
到着
今回のステイ先、サンペドロ・デ・アタカマの宿泊施設に到着しました。
ここで7月頃まで、2ヶ月を過ごします。
初登頂
いよいよ初めての登頂の日を迎えました。
ドキドキワクワクが止まりません。
体を慣らす為、4時間の滞在で、道具の整理や現場下見、
作業の打ち合わせを行いました。
作業開始
初回現場で周囲の見学。
どういう形で仕事を進めていくか打ち合わせています。
室内の壁面
室内のイソバンドを取付し、仕上げの役物を取付しています。
足場があると狭いので、高所作業車及び脚立にて作業しました。
この部分は設備開口が多く、
納め方についての確認・打合せにも時間がかかりました。
外部と内部の取合いで隙間をふさぐ作業をしています。
せまい所でしたが、隙間をきっちりふさげるよう、
丁寧に施工しました。
観測室。
断熱が必要な現場ですので、隣の部屋の壁の間に
グラスウールを入れています。
高所作業車に乗って
チリの高所作業車は日本製のものと操作方法が違います。
講習を受けさせて頂いたので
理解はしていましたが、やはり操作に慣れるのには
多少時間がかかりました。
1階室内のイソバンドの取付が終わり、最後の役物取付。
この部分はイソバンドを取付位置まで持って行くのに苦労しました。
レッカー作業
5000mのストックヤードから5640mの頂上まで
トレーラーで運び、頂上ではレッカーで荷下ろし。
レッカーのオペレーターやトレーラーの運転手は
チリの方でしたので、言葉は通じません。
車を停める位置の指示はジェスチャーなどで行いました。
また、レッカーは日本とチリでは合図の方法が全く違いました。
通訳の方を通じ、合図ができるチリの方に伝えてもらい、
その方から合図をしてもらう、ということで
何とかレッカー作業を乗り切りました。
加工作業
どのイソバンドも加工が多くありました。
取付位置の近くで、メンバーでお互い確認しながら
間違いの無いように加工作業を行いました。
1階外壁 最上部
建物が多面体の為、1階外部から取付位置まで取込むことができません。
一旦、屋根の上までレッカーで運び、取り付けることになりました。
レッカー合番で縦吊りにして、取付位置まで下ろして持って行き
取り付けました。
ブリッジ
5640mのストックヤード
上部は観測運用棟とエンクロージャー棟をつなぐブリッジ(渡り廊下)
通路の外部にもイソバンド取付け、屋根はイソダッハです。
第一回の作業終了
1階外部が今回の取付範囲でした。
次回はその上部の取付を行います。
どの様に作業を進めれば良いか、今から思案中です。